QUALITYお仕事日記44―マリオットホテルが民泊に進出、SPGとプログラム統合によりポイント付加対象に?

 

こんにちは、スタッフの高橋です。
マリオットホテルが民泊に進出するというニュースが入って来て、かなりびっくりしています。

こちらがそのサイト「トリビュート ポートフォリオ ホームズ」です。(英語版)
https://www.tributeportfoliohomes.com/
サイトの右上にはマリオットとスターウッドのマークがありますね。
ヨーロッパを中心にAirbnbなど約1,500の民泊運営代行を手掛けるHOSTMAKERと業務提携をしたうえで開設したとのこと。

もともと、民泊と高級ホテルには、例えば以下のような住み分けがありました。
「現地の人が暮らすように過ごしたい。物件の広さや設備の割には安価な料金で」
「伝統的なホテルで至れり尽くせりのフルサービスを受けたい」

前者は民泊・後者は高級ホテルの顧客層。
部屋としての設備を重視するタイプ、ホテル全体の設備やアメニティ・スタッフによる人的サービスを重視するタイプと別れていたわけです。ホテルはそのブランドによりサービスレベルを保証していました。

Airbnbなどの民泊サイトは、掲載物件におけるサービスレベルはホストが準備するもので、プラットフォームを提供しているだけという姿勢を取っており、統一した品質管理基準を持っていませんでした。
そのため、物件ごとの品質差が激しく、ユーザーレビューがたくさんついている場合はそれを読めば判断できますが、新規物件はどうなのか確認が難しいところがありました。

Airbnbは今年になって、高級ホテルに滞在ができる層を取り込もうと、Airbnbが求める基準をクリアしたものをカテゴライズしたAirbnb Plusに加え、今後はBeyondといったさらに上級の基準も設けることを発表しています。Plusの平均宿泊料は250ドル/泊とのことなので、普通の物件に比べるとかなり高い価格帯です。

 

この記事を書いている時点では「トリビュート ポートフォリオ ホームズ」はβ版でロンドンのみですが、今後反応が良ければ拡大するとのことです。
マリオット基準のホスピタリティをクリアした物件が掲載されるということで、Airbnb Plusのユーザーだけでなく、民泊に対して興味がありつつも不安のあった層の注目が向くことは間違いなさそう。

 

さらに、「トリビュート ポートフォリオ ホームズ」には掲載物件に宿泊するとマリオットリワードやスターウッド プリファード ゲスト (SPG)のポイントが貯められるというメリットがあります。マリオットリワードはSPG、そしてザ・リッツ・カールトン・リワードの3つのプログラムで使いまわすことができ、上級会員になると様々な特典を受けることができるため、日本でもファンが多いサービスです。
http://www.marriott.co.jp/rewards/rewards-program.mi
2018年8月には3つのプログラムが統合されることが発表されています。
https://members.marriott.com/ja-jp/

今まですみ分けられると考えられていた民泊の市場に、マリオットホテルが進出してきたことで、また新たに宿泊業界に動きがありそうですね。