QUALITYお仕事日記22―民泊利用者の支出傾向は?

 

こんにちは!スタッフの高橋です。

前回は沖縄のニュースをお届けしたため1回間が空きましたが、今回は2017年11月15日の観光庁プレスリリース(日本を訪れた外国人旅行者に関する「民泊」利用は12.4%)の内容についてもう少し見てみましょう。

 

こちらのグラフは民泊利用とそうでない方の年代と交通手段についての比較グラフです。

民泊利用者の年代は圧倒的に20代以下が多く、61.3%もあり、30~40代とあわせると90%を超えます。

また、民泊利用者は筆者撮影利用者に比べてLCCなど安価な交通手段を使う割合が高いことが分かります。

その分平均泊数は長く、種類にもよりますが安価な民泊と交通手段を利用したぶん、旅行を長く楽しみたいというニーズがうかがえますね。

実際に、民泊を利用している方とそうでない方の旅行における全体の支出の差は平均で10,000円程度となっています。

しかし支出の内訳を見ると、宿泊費部分が7,000円程度を占めており、飲食費や交通費、娯楽サービスや買い物代についてはほぼ変わらない金額を支出しています。

また主要国・地域別にみると、民泊を利用している場合とそうでない場合の支出金額の傾向から、どのように旅行を楽しんでいるのかがわかってきます。

 

韓国―民泊利用者の支出は、非利用者に比べどの分野でも低い傾向→旅行での支出を全般的に抑えたい層が民泊を利用

台湾―民泊利用者は、民泊によって宿泊代を節約した分を飲食費や娯楽サービス、買い物に使う傾向

中国―民泊利用者は、民泊によって宿泊代を節約した分を交通費や買い物に使う傾向

欧州―民泊利用者は、民泊によって宿泊代を節約した分を交通費や買い物に使う傾向

米国―民泊利用者は、民泊によって宿泊代を節約した分を買い物に使う傾向

→民泊を利用して抑えた宿泊費用を別の項目で支出する傾向

 

 

民泊を利用した方たちが、どのような旅行を楽しむかというのは、上図からわかることですが、実は民泊非利用者が上回っているのが、2番目の“日本の酒を飲むこと”と4番目の“温泉入浴”(おそらく旅館についているもの?)しかありません。

 

それ以外は民泊利用者の方が日本を楽しんでいるといえるのです。(顕著に民泊利用者が非利用者を上回るものは〇がついていました)

(もしかすると、非利用者はホテルステイや旅館の滞在自体を楽しんでいるといえるかもしれませんが……)

 

もともと民泊自体には「より日本を知りたい」「日本の生活を体験してみたい」という外国人観光客のニーズが大きいことを考えると、当然の結果ともいえますね。

 

 

 

(文中のグラフや数値は全て観光庁プレスリリース(平成29年11月15日)より)

http://www.mlit.go.jp/common/001210340.pdf