日本政府「対露のビザ緩和」更なるインバウンドの増加が見込めるか

スタッフの池口です。

2016年12月、ロシアのプーチン大統領が来日し、山口県での安倍首相との会談に注目が集まりました。主な話題は「北方領土」問題ですが、それに伴った大きな話題があったことをご存知ですか。それは「対ロシア人への訪日ビザ発給の要件緩和」です。
現在、日本とお隣の国である韓国や、ロシアと同じヨーロッパのフランスやイギリスからの観光客は短期訪日の際にビザを所得する必要がありません。また近年ビザの発給要件緩和が行われた中国やインドからの観光客数は増加傾向にあります。
それを踏まえると、ビザがいまの訪日外国人観光客ブームに影響を与えていることは言うまでもありません。

そこで「対ロシア人への訪日ビザ発給の要件緩和」です。ロシアは世界でも上位に位置する経済国の一つです。豊富な地下資源を有し、GDPは世界で12番目とまぎれも無い先進的国家です。ロシアの国土は西ヨーロッパから朝鮮付近まで大きく伸びており、日本に最も近いロシアの都市であるウラジオストクは飛行機で2~3時間の距離になります。

今回のビザ発給要件の緩和に際し、日本政府は「インバウンド(訪日外国人)の増加が見込める」と述べており、ロシアの首都モスクワに新しく政府観光局の事務所の開設も検討しているとのこと。ロシア国内でのプロモーションを積極的に行うそうです。
また今後は日本に来るロシア人だけではなく、ロシアを訪れる日本人に対してのビザの発給要件も緩和されるので、日本とロシアの交流が増えることは間違いないでしょう。

なおビザの発給要件の緩和はロシアと日本の双方で平成29年1月1日以降の申請分から運用が開始されるそうです。

現在、ロシアからの訪日観光客数は他の国に比べて少なく、フランスやイギリスと比べると1/4から1/5の数であるとも言われています。
更なる観光客数の増加がロシアからも見込めるのであれば、まだまだインバウンドのブームの継続、そして日本の宿泊業界の忙しさも続くのではないでしょうか。